前野隆司先生の「脳はなぜ「心」を作ったのか」を読んでみた:まだ途中ですが、ここまででおもしろかったことまとめ

この記事は、「欲・感情をコントロールするための工学的アプローチを探る」

の記事と関連します。

今回も先人たちの知恵をいただくということで、まだ途中ですが前野隆司先生の「脳はなぜ「心」を作ったのか」を読んだ感想です。

事実(最近の研究成果)をわかりやすく伝えているだけでなく、前野先生の考えが詳しく書かれていて非常におもしろい。

印象な部分を以下に挙げていきます。

意識は受動的である

“意識が錯覚であり、無意識のうちに行動・感情が決まっている”ということが脳の研究成果としてあるみたいです。

結果的に言えることは、「意識は受動的である」ということ。

感情・欲のコントロールが自分で自由にできないというのも、”意識が受動的”であるならば辻褄が合う。

なのでこの考えは妥当ではないかと思います。非常におもしろい。

クオリアが生まれる理由は、エピソード記憶を記憶として残すため。

そもそも”クオリア”がなんだか良く分かってなかったので、この本のおかげで概念的なものがつかめたと思います。

PCにとっては画像は画像でしかないけど、人間からすれば、それが「~だから美しい。」とか、画像に質感や価値を持たせるような役割をするのがクオリアということみたいです。なので感情とかも含まれる。

人間にクオリアが生まれた理由、すなわち進化の過程で獲得した理由を、「エピソード記憶を残すため。」と前野先生は考えているようです。

エピソード記憶は経験を未来に活かすために必須の能力であり、それがなければここまで人間が発展できなかったというのは納得できます。

また、クオリアがあることで、エピソード記憶のための意識が強烈になり、記憶しやすくなるということ。確かにそうなんだと思います。

しかし疑問に思ってしまったのが、「じゃあなんでエピソード記憶を獲得したか?」ということです。

それと、感情がクオリアと一緒であればエピソード記憶のために獲得したと考えられますが、じゃあなんで喜怒哀楽4つの感情に分けたのかも疑問ですね。エピソード記憶を思い出してみると、その時の感情も一緒に思い出せるかというと、そうでもないということもあるし。(僕だけかもしれませんが。)

まだ途中までしか読んでないのでもしかしたら後に出てくるかもしれませんが、ここらへんは進化論とか別の話になって元々の僕の目的と離れるので、またあとで考えてみたい。

とりあえず最後まで読んでみます。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です